皆さんこんにちは、季ラリです。
今回のテーマは、「FIRE後どこに住む?家賃が安い政令指定都市ランキング全公開」です。
サラリーマンの皆さんであれば誰もが夢見る「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」ですが、
・「資産運用」や「副業」に関するノウハウをインターネット等を通じて簡単に手に入れることができるようになったこと
・株高や円安の影響で、特に外国株式や投資信託の資産価格が暴騰していること
などを理由に、近年は「FIRE」を達成する人が増えてきています。
また、一般にサラリーマンの方が「投資」「副業」「節約」などを組み合わせて「FIRE」を達成する場合には、早期に遊興費まで貯めこむことは難しいので、「FIRE」達成後は家賃の安い地方都市などに移住し、固定費を抑えて生活するのがセオリーになっています。
そこで、どの地方都市が家賃が安く狙い目かという点について皆さん気になるところかと思いますので、今回は「政令指定都市」に絞って、家賃が安い都市をランキング形式で紹介していきたいと思います。
公的な統計データを基に紹介していきますので、興味のある方は是非最後までご覧になってください。
この記事が参考になる人
・政令指定都市の中で家賃が安い街はどこか気になっていた方
・FIRE後に地方都市への移住を考えていた方
家賃が安い政令指定都市ランキング全公開
では早速、家賃が安い政令指定都市ランキングを1位から順番に見ていきましょう。
20ある政令指定都市全てをランキング形式で紹介していきます。
第1位 浜松市
第1位は、「浜松市」です。
<浜松市>
・人口:779,780人(15位)
・面積:1,558.06㎢(1位)
・人口密度:500.48人/㎢(19位)
・家賃相場:3,676円/3.3㎡(1位)
※人口・面積・人口密度は、2024年1月現在のデータです。
※家賃相場は、2024年1月政府統計「主要品目の都市別小売価格」の「民営家賃」の数値を引用しています。
浜松市は、人口密度が下から2番目の19位ということで、政令指定都市の中ではかなり田舎な方に分類されます。
また過疎化も進んでおり、人口流出が進んでいる都市でもあるため、家賃相場は下落傾向にあります。
「程よい田舎の地方都市」が良いという方には非常におすすめの移住先だと言えます。
第2位 北九州市
第2位は、「北九州市」です。
<北九州市>
・人口:916,241人(13位)
・面積:492.50㎢(10位)
・人口密度:1,860.39人/㎢(12位)
・家賃相場:3,779円/3.3㎡(2位)
※人口・面積・人口密度は、2024年1月現在のデータです。
※家賃相場は、2024年1月政府統計「主要品目の都市別小売価格」の「民営家賃」の数値を引用しています。
九州第2の都市「小倉」を抱える北九州市は、「日本新三大夜景都市」の1つにも認定されています。
門司港周辺では、海鮮を中心に美味しい食材が沢山手に入るため、「食」への関心が強い方には特におすすめの移住先となります。
第3位 熊本市
第3位は、「熊本市」です。
<熊本市>
・人口:738,020人(17位)
・面積:390.32㎢(12位)
・人口密度:1,890.81人/㎢(11位)
・家賃相場:3,824円/3.3㎡(3位)
※人口・面積・人口密度は、2024年1月現在のデータです。
※家賃相場は、2024年1月政府統計「主要品目の都市別小売価格」の「民営家賃」の数値を引用しています。
「日本三名城」のひとつである「熊本城」のある熊本市は、「日本一の地下水都市」とも言われており、上下水道のすべてを天然地下水で賄っている非常に珍しい街です。
また、他の政令指定都市と比較して病院の数が多く、高齢者の方でも安心して生活できる街であると言えます。
人口密度から見ても程よく都会で、気候も温暖で過ごしやすいため、人気のある移住先だと考えてよいでしょう。
第4位 新潟市
第4位は、「新潟市」です。
<新潟市>
・人口:772,388人(16位)
・面積:726.19㎢(8位)
・人口密度:1,063.62人/㎢(17位)
・家賃相場:3,948円/3.3㎡(4位)
※人口・面積・人口密度は、2024年1月現在のデータです。
※家賃相場は、2024年1月政府統計「主要品目の都市別小売価格」の「民営家賃」の数値を引用しています。
日本海側唯一の政令指定都市である新潟市は、「コシヒカリ」をはじめとする美味しいお米や日本海の新鮮な海の幸を堪能できるため、北九州市と同じく、「食」への関心が強い方には特におすすめの移住先となります。
また、首都圏へのアクセスも良く、上越新幹線を利用すると2時間程で東京まで行くことができます。
ただし豪雪地帯でもあるため、「寒さに弱い」という方は避けた方がよい移住先と言えるでしょう。
第5位 岡山市
第5位は、「岡山市」です。
<岡山市>
・人口:715,740人(19位)
・面積:789.95㎢(6位)
・人口密度:906.06人/㎢(18位)
・家賃相場:4,168円/3.3㎡(5位)
※人口・面積・人口密度は、2024年1月現在のデータです。
※家賃相場は、2024年1月政府統計「主要品目の都市別小売価格」の「民営家賃」の数値を引用しています。
中国地方第2の都市である岡山市は、瀬戸内地方の温暖な気候を利用した「マスカット」や「白桃」などのフルーツの生産が盛んな街です。
また、京阪神(特に神戸)へのアクセスが良いため、「たまに大阪や神戸に遊びに行けたら・・・」と考えていらっしゃる方は、岡山市を移住先として検討されるとよいでしょう。
第6位 札幌市
第6位は「札幌市」です。
<札幌市>
・人口:1,969,918人(4位)
・面積:1,121.26㎢(3位)
・人口密度:1,756.88人/㎢(13位)
・家賃相場:4,297円/3.3㎡(6位)
※人口・面積・人口密度は、2024年1月現在のデータです。
※家賃相場は、2024年1月政府統計「主要品目の都市別小売価格」の「民営家賃」の数値を引用しています。
人口約200万人を抱える北海道一の大都市である札幌市は、「すすきの」を起点とした大きな繁華街を有しており、「関東圏」や「関西圏」に引けを取らないほど発展した街です。
家賃相場も政令指定都市の中ではかなりお安めになっているので、「都会の雰囲気を身近に味わいたい」という方には、非常におすすめの移住先となります。
ただし、こちらも新潟市と同様豪雪地帯でもあるため、「寒さに弱い」という方は避けた方がよい移住先と言えるでしょう。
第7位 広島市
第7位は「広島市」です。
<広島市>
・人口:1,185,505人(10位)
・面積:906.69㎢(4位)
・人口密度:1,307.51人/㎢(16位)
・家賃相場:4,530円/3.3㎡(7位)
※人口・面積・人口密度は、2024年1月現在のデータです。
※家賃相場は、2024年1月政府統計「主要品目の都市別小売価格」の「民営家賃」の数値を引用しています。
中国地方一の都市である広島市は、「宮島」や「原爆ドーム」などの観光資源を抱え、街中に路面電車が走っている「コンパクトシティ」です。
広島市街地を流れる太田川の「三角州」が街中に形成されている影響で、街の発展が非常に難しい地形ではありますが、路面電車を活用することで上手く街を発展させてきました。
新興住宅地を多く有しており、ファミリー層には生活しやすい環境と言えるでしょう。
第8位 静岡市
第8位は「静岡市」です。
<静岡市>
・人口:677,286人(20位)
・面積:1,411.93㎢(2位)
・人口密度:479.69人/㎢(20位)
・家賃相場:4,612円/3.3㎡(8位)
※人口・面積・人口密度は、2024年1月現在のデータです。
※家賃相場は、2024年1月政府統計「主要品目の都市別小売価格」の「民営家賃」の数値を引用しています。
静岡市は、政令指定都市の中で最も人口密度が少ない街であり、同じ静岡県の浜松市と同様過疎化が急激に進んでいる地域でもあります。
東海道新幹線の「のぞみ」が停車しないため、距離のわりに東京や名古屋などの大都市圏へのアクセスもさほど良くなく、今後人口が伸びていく可能性は低いと考えられます。
その分、家賃相場は下落していく可能性が高く、将来的に「少しでも安く地方都市に移住したい」と考えていらっしゃる方は、静岡市が候補に入ってくるでしょう。
第9位 千葉市
第9位は「千葉市」です。
<千葉市>
・人口:979,532人(12位)
・面積:271.76㎢(16位)
・人口密度:3,604.40人/㎢(8位)
・家賃相場:4,920円/3.3㎡(9位)
※人口・面積・人口密度は、2024年1月現在のデータです。
※家賃相場は、2024年1月政府統計「主要品目の都市別小売価格」の「民営家賃」の数値を引用しています。
関東圏で最も家賃相場が安い政令指定都市はここで登場した千葉市という結果になりました。
東京都心からは少し距離のある千葉市ではありますが、「キャンプ場」「人工海浜」などレジャーを楽しめる場所も沢山あり、ファミリー層に非常に人気の移住先です。
関東圏にお住まいの方で、「なるべく関東を離れたくない」という方には筆頭候補の移住先となるでしょう。
第10位 福岡市
第10位は「福岡市」です。
<福岡市>
・人口:1,642,571人(5位)
・面積:343.47㎢(13位)
・人口密度:4,782.28人/㎢(7位)
・家賃相場:5,037円/3.3㎡(10位)
※人口・面積・人口密度は、2024年1月現在のデータです。
※家賃相場は、2024年1月政府統計「主要品目の都市別小売価格」の「民営家賃」の数値を引用しています。
九州一の大都市「博多」を抱える福岡市は、空港へのアクセスが抜群に良く、新幹線も利用しやすいため、移住先として今一番人気の地方都市です。
「グルメ」「観光」「アクセス」全てを兼ね備えた福岡市の地価は、現在ぐんぐん上昇しており、今後もどんどん上昇していくものと思われます。
とはいえ、現在の10位という家賃相場ではまだまだお手頃感がありますので、直近での移住を考えていらっしゃる方も是非候補地の1つとして検討されるとよいと思います。
第11位以降は、順位と統計データのみを羅列して紹介していきます。
第11位 堺市
<堺市>
・人口:812,027人(14位)
・面積:149.83㎢(19位)
・人口密度:5,419.66人/㎢(6位)
・家賃相場:5,181円/3.3㎡(11位)
※人口・面積・人口密度は、2024年1月現在のデータです。
※家賃相場は、2024年1月政府統計「主要品目の都市別小売価格」の「民営家賃」の数値を引用しています。
第12位 仙台市
<仙台市>
・人口:1,097,814人(11位)
・面積:786.35㎢(7位)
・人口密度:1,396.09人/㎢(15位)
・家賃相場:5,271円/3.3㎡(12位)
※人口・面積・人口密度は、2024年1月現在のデータです。
※家賃相場は、2024年1月政府統計「主要品目の都市別小売価格」の「民営家賃」の数値を引用しています。
第13位 名古屋市
<名古屋市>
・人口:2,326,683人(3位)
・面積:326.50㎢(15位)
・人口密度:7,126.13人/㎢(4位)
・家賃相場:5,287円/3.3㎡(13位)
※人口・面積・人口密度は、2024年1月現在のデータです。
※家賃相場は、2024年1月政府統計「主要品目の都市別小売価格」の「民営家賃」の数値を引用しています。
第14位 相模原市
<相模原市>
・人口:725,087人(18位)
・面積:328.91㎢(14位)
・人口密度:2,204.51人/㎢(10位)
・家賃相場:5,601円/3.3㎡(14位)
※人口・面積・人口密度は、2024年1月現在のデータです。
※家賃相場は、2024年1月政府統計「主要品目の都市別小売価格」の「民営家賃」の数値を引用しています。
第15位 神戸市
<神戸市>
・人口:1,499,887人(7位)
・面積:557.05㎢(9位)
・人口密度:2,692.55人/㎢(9位)
・家賃相場:5,611円/3.3㎡(15位)
※人口・面積・人口密度は、2024年1月現在のデータです。
※家賃相場は、2024年1月政府統計「主要品目の都市別小売価格」の「民営家賃」の数値を引用しています。
第16位 さいたま市
<さいたま市>
・人口:1,344,850人(9位)
・面積:217.43㎢(18位)
・人口密度:6,185.21人/㎢(5位)
・家賃相場:5,869円/3.3㎡(16位)
※人口・面積・人口密度は、2024年1月現在のデータです。
※家賃相場は、2024年1月政府統計「主要品目の都市別小売価格」の「民営家賃」の数値を引用しています。
第17位 京都市
<京都市>
・人口:1,443,486人(8位)
・面積:827.83㎢(5位)
・人口密度:1,743.70人/㎢(14位)
・家賃相場:5,984円/3.3㎡(17位)
※人口・面積・人口密度は、2024年1月現在のデータです。
※家賃相場は、2024年1月政府統計「主要品目の都市別小売価格」の「民営家賃」の数値を引用しています。
第18位 大阪市
<大阪市>
・人口:2,770,520人(2位)
・面積:225.33㎢(17位)
・人口密度:12,295.39人/㎢(1位)
・家賃相場:6,248円/3.3㎡(18位)
※人口・面積・人口密度は、2024年1月現在のデータです。
※家賃相場は、2024年1月政府統計「主要品目の都市別小売価格」の「民営家賃」の数値を引用しています。
第19位 横浜市
<横浜市>
・人口:3,771,766人(1位)
・面積:438.01㎢(11位)
・人口密度:8,611.14人/㎢(3位)
・家賃相場:6,587円/3.3㎡(19位)
※人口・面積・人口密度は、2024年1月現在のデータです。
※家賃相場は、2024年1月政府統計「主要品目の都市別小売価格」の「民営家賃」の数値を引用しています。
第20位 川崎市
<川崎市>
・人口:1,545,604人(6位)
・面積:142.96㎢(20位)
・人口密度:10,811.44人/㎢(2位)
・家賃相場:7,215円/3.3㎡(20位)
※人口・面積・人口密度は、2024年1月現在のデータです。
※家賃相場は、2024年1月政府統計「主要品目の都市別小売価格」の「民営家賃」の数値を引用しています。
家賃が安い政令指定都市ランキングまとめ
ランキング | 都市 |
家賃相場 (円/3.3㎡) |
---|---|---|
1位 | 浜松市 | 3,676 |
2位 | 北九州市 | 3,779 |
3位 | 熊本市 | 3,824 |
4位 | 新潟市 | 3,948 |
5位 | 岡山市 | 4,168 |
6位 | 札幌市 | 4,297 |
7位 | 広島市 | 4,530 |
8位 | 静岡市 | 4,612 |
9位 | 千葉市 | 4,920 |
10位 | 福岡市 | 5,037 |
11位 | 堺市 | 5,181 |
12位 | 仙台市 | 5,271 |
13位 | 名古屋市 | 5,287 |
14位 | 相模原市 | 5,601 |
15位 | 神戸市 | 5,611 |
16位 | さいたま市 | 5,869 |
17位 | 京都市 | 5,984 |
18位 | 大阪市 | 6,248 |
19位 | 横浜市 | 6,587 |
20位 | 川崎市 | 7,215 |
おわりに
皆さん、いかがだったでしょうか。
政令指定都市の中でも、どの街がコスパ良く住むことが出来るかご理解いただけたことと思います。
もう「FIRE」を達成されている方も、これから達成される予定の方も、これを機に、今後の楽しいリタイア後の生活を想像して、移住先についてじっくり検討されてはいかがでしょうか。
これからも皆さんの生活に役立つ記事を沢山書いていきたいと思いますので、是非一緒に学び成長していきましょう。
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