【この記事が参考になる人】
・勤めている会社の福利厚生に「リゾート会員権」がある人
・エクシブ・東急ハーベストクラブの魅力を知りたい人
皆さんこんにちは、季ラリです。
今回のテーマは、「リゾート会員権の法人会員制度を上手く使って高級ホテルにお得に泊まろう」です。
リゾート会員権とは?
皆さんはリゾート会員権というものをご存じでしょうか?
これは会員制宿泊施設の利用権を指し、権利自体が資産として取り扱われ、市場で売買されているものです。
様々な所有形態がありますがイメージとしては、複数のオーナーでそのリゾート施設を所有し、「年間何泊分の利用権をあなたに付与しますよ」というものとなります。
従いまして、このリゾート会員権を所有していると、一般のお客様が利用できない会員制の宿泊施設に宿泊することができます。
さてこのリゾート会員権、個人で購入するには、数百万円~数千万円ほどのお金が必要で、かつ、年間数万円~数十万円の維持管理費用がかかります。
しかし、あなたが勤務する会社が従業員の福利厚生の一環として、そのリゾート会員権を『法人会員』として保有をしておれば、あなたもその会員制宿泊施設に激安価格で宿泊することができます。
リゾート会員権の存在はあまり知られていませんが、大企業・中小企業・官公庁などを問わず、福利厚生や節税対策として保有している会社が非常に多いです。現にわたしが過去に勤務していた会社は全て、どこかしらのリゾート会員権を保有していました。(最初に働いていた従業員が100人にも満たない企業でも保有していました。)
入社の時に貰った福利厚生のパンフレットの隅の方にちょこっと書かれているだけのところが多いので、ほとんどの人がその存在を知りません。実際は存在を知っている一部の人達が大半の宿泊権を権利行使しています。
「うちの会社は儲かってないしそんなもん持っていないだろう」と思っていらっしゃる方も、是非一度ご自身の会社の福利厚生について詳しく調べてみてください。
後ほど詳しく説明いたしますが、リゾート会員権の権利行使による宿泊価格の相場は素泊まりで1人1泊あたり約5,000円~8,000円です。
しかも、土日祝であっても宿泊価格が同じであることが多いです。
「定員○人のお部屋で、その内であれば何人で泊っても値段は一緒ですよ」というルームチャージ制を採用している施設もあり、その場合は大人数で宿泊した方が1人当たりの価格は安くなります。
お部屋の広さも50㎡~150㎡ほどの広い客室だけで構成されており、ヴィラのような広々としたお部屋や、露天風呂付客室が完備されている施設もあります。
ここからは、代表的な会員制リゾートクラブ2社の特徴と施設の種類などについて紹介していきます。私が実際に宿泊した施設もあるので、その写真も併せて掲載していきますので参考までにご覧ください。
各リゾートクラブの特徴
①エクシブ(リゾートトラスト)
エクシブ(XIV)は、リゾートトラスト株式会社が展開する会員制リゾートホテルで、1987年に開業した『エクシブ鳥羽』をはじめ、全国に27のホテルを運営しています。
わたしが滞在して感じたエクシブの一番の強みは、『どの施設に泊まっても食事が美味しいこと』です。少しだけ後述しますが、高いお金を払ってでも食べる価値はあると思います。
<エクシブ施設一覧>
ホテルは大きく、『エクシブシリーズ』『エクシブ離宮シリーズ』『エクシブヴィラシリーズ』に分類され、お部屋は概ね以下のイメージです。
●エクシブシリーズ
豪華なリゾートホテルを意識した内装となっており、部屋面積は30㎡~100㎡程度。山間部・沿岸部などそれぞれの土地の特徴に合わせたデザインが施されている。用途を問わずアクティビティや自然を堪能したい場合など万人におすすめ。
●エクシブ離宮シリーズ
お部屋は洋室が多いがロビーや館内は高級感のある旅館に近い内装デザイン。部屋面積は50㎡~150㎡程度。各部屋大理石などの高級素材を使用した贅沢な空間となっており、カップルで非日常を堪能したい場合などにおすすめ。
●エクシブヴィラシリーズ
部屋面積は基本100㎡以上。ヴィラと名付けられるとおり、広々とした空間の中にゆったりとしたリビングが構えられているのが特徴。お部屋はあたたかみのある色彩を基調としており、家族でゆったりと過ごしたい場合などにおすすめ。
エクシブは全室ルームチャージ制を採用しており、定員以内の人数であれば何人で利用しても一律料金になります。
エクシブの部屋のグレードは、以下のとおり分類されています。また、宿泊料金(ルームチャージ)は宿泊施設によって差がありますが概ね以下の金額で利用できます。
平日・土日祝を問わず一律料金
・スタンダードルーム(A)
11,000円~23,650円
・ラージルーム(C)
17,050円~29,150円
・スイートルーム(E)
22,000円~34,100円
・スーパースイートルーム(S)
27,500円~52,800円
(令和6年4月現在)
なお、各部屋の定員は各施設・部屋によって異なりますが、2~5名となっています。安いお部屋であれば1人あたり5,000円程度で宿泊できる計算になります。
法人会員であれば、各法人の契約によりますが、上から2つの『スタンダード』『ラージ』のお部屋に宿泊できることが多いと思います。是非一度確認してみてください。
また、エクシブでは朝食や夕食を付けることができます。
朝食は2,500円~3,000円、夕食は6,000円~20,000円前後と、どこのレストランも結構お高めの値段設定にはなっていますが、凄く美味しくお値段以上の満足を得ることができると思います。
②東急ハーベストクラブ
東急ハーベストクラブはその名のとおり東急不動産グループが展開する会員制リゾートホテルで、「別荘を持つ歓びとホテルで過ごす快適さ」をコンセプトに、ゆったりとした時間を過ごすことができるくつろぎのスペースを提供しています。
わたしが滞在して感じた東急ハーベストクラブの一番の強みは、『どの施設も温泉(大浴場)が凄く豪華であること』です。
施設を問わず広い大浴場を完備しており、海や山などその土地の特徴を生かした四季折々の景色が楽しめる豪華な露天風呂に、大きなフィンランドサウナ、無料のマッサージチェアがあるなど、隅々までこだわりぬかれており、リラクゼーションを思う存分楽しむことができます。
<東急ハーベストクラブ施設一覧>
ホテルは大きく、『ハーベストシリーズ』『VIALAシリーズ』に分類され、お部屋は概ね以下のイメージです。
●ハーベストシリーズ
メインブランド。各土地の特徴を生かしたモダンで落ち着きのあるデザインが特徴的。リゾートホテルを少し豪華にしたようなスタイリッシュな内装に仕上がっている。お部屋の広さは30㎡~80㎡前後。どの施設に宿泊しても、窓から落ち着きのある自然の雰囲気を堪能できる。家族や恋人と休日に少し癒しを求めて宿泊したい場合などにおすすめ。
●VIALAシリーズ
ハーベストシリーズの上位ブランド。箱根翡翠の一部の部屋を除き全室露天風呂(ビューバス)付。お部屋の広さは50㎡~150㎡前後。朝食や夕食をルームサービスで注文しても広々とくつろぎながら堪能できるほどの広いリビングスペースが用意されている。特別な記念日や大切な人へのプレゼントなどにおすすめ。
『ハーベストシリーズ』については1人あたりの料金設定がされており、『VIALAシリーズ』は全室ルームチャージ制を採用しています。(京都東山・飛騨高山など一部例外あり)
宿泊料金は、概ね以下のとおり分類されています。なお、VIALAシリーズ以外の宿泊施設は一律の値段設定となっています。(京都東山・飛騨高山など一部例外あり)
平日・土日祝を問わず一律料金
・ハーベストシリーズ(京都東山・飛騨高山を除く)
熱海伊豆山・軽井沢・蓼科リゾート・京都鷹峯・那須Retreat
6,300円(小人4歳~12歳 3,960円)
上記以外の施設
5,500円(小人4歳~12歳 4,400円)
・京都東山(ルームチャージ制)
12,600円~31,550円
・飛騨高山(ルームチャージ制)
17,750円~26,850円
・VIALAシリーズ(ルームチャージ制)
18,300円~51,400円
(令和6年4月現在)
なお、各部屋の定員は各施設・部屋によって異なりますが、2~6名となっています。安いお部屋であれば1人あたり5,000円弱で宿泊できる計算になります。
法人会員であれば、各法人の契約によりますが基本的に全ルームに宿泊できることが多いと思います。是非一度確認してみてください。
また、こちらも朝食や夕食を付けることができます。朝食は2,000円~3,500円、夕食は5,000円~15,000円前後と、こちらも結構お高めの値段設定にはなっています。
東急ハーベストクラブはビュッフェ形式のレストランも充実しているので、ぜひ利用してみてください。
おわりに
皆さん、いかがだったでしょうか?
リゾート会員権や会員制リゾートホテルの存在についてご存じなかった読者の皆様におかれましても、
今回の記事をお読みいただき、『一度宿泊してみたい!』と興味を持っていただけたことだと思います。
あなたの会社が会員制リゾートホテルの法人会員になっているか、まずは調べてみましょう。そして、もしリゾート会員権を行使できることが判明した皆さんは是非これを機に利用してみてください。
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