【この記事が参考になる人】
・関東在住で安く快適に温泉旅行に行きたい人
・交通費に値段をかけずその分宿代を豪華にしたい人
・特急やグリーン車を使って快適に安く旅行がしたい人
皆さんこんにちは、季ラリです。
今回のテーマは、『関東近郊の温泉旅行』についてです。
私のブログをご覧になっている方々は、普段節約に励まれている方が多いと思います。
『普段は一生懸命節約をしているけど、たまにはリフレッシュに温泉旅行なんか行きたいな』
と考えている皆さんのために、今回は関東近郊の5大温泉地に『安く快適に』旅行できる方法をご紹介していきます。
今回のポイントは、ただただ安いだけではなく『快適性』を同時に追及している点です。せっかくリフレッシュしに旅行に行っているのに、満員電車に揺れて旅行に行っていては意味はありません。
『リッチだけど安く』旅行できる方法をまとめましたので是非参考にしてみてください。
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東京近郊の5大温泉地の紹介
では、まずはじめに今回紹介する5大温泉地について簡単に解説していきます。
①箱根温泉(箱根エリア)
1つ目は、神奈川県の『箱根温泉』です。
神奈川県足利下郡箱根町にある「箱根温泉」は、年初めに箱根駅伝が行われることでも有名な温泉地です。
湯本、塔之沢、宮ノ下、堂ヶ島、底倉、木賀、芦之湯の七ヶ所の温泉場を合わせて箱根七湯(はこねななゆ)と呼び、「温泉番付」に記載される名湯としても有名です。
箱根温泉に訪れた際に立ち寄りたい観光地としては、「芦ノ湖」「箱根神社」「大涌谷」などがあります。
②熱海温泉(熱海・湯河原エリア)
続いて、静岡県の『熱海温泉』です。こちらは、隣の神奈川県にある『湯河原温泉』と併せて検討されることが多いです。
静岡県熱海市にある「熱海温泉」は、伊豆の温泉の中でも「日本三大温泉」の一つに数えられる名湯です。歴史は古く、仁徳天皇が「熱い海」と称するなど1700年以上前から温泉の存在が知られており、江戸時代には徳川家御用達の湯としても愛されていました。
熱海温泉に訪れた際に立ち寄りたい観光地としては、「熱海城」「秘宝館」「伊豆山神社」などがあります。
③鬼怒川温泉(日光・鬼怒川エリア)
3つ目は、栃木県の『鬼怒川温泉』です。こちらは、同じ日光市内で少し奥にある『日光温泉』と併せて検討されることが多いです。
栃木県日光市にある「鬼怒川温泉」は、開湯は元禄5年(1692年)に地元の住民によって発見されたのがはじまりとされています。1751年以降は日光の奉行所によって管理がされ、日光の神社仏閣に参拝する諸大名・高僧しか入浴が許されないものとなりました。明治時代初期に温泉が一般開放されると、次々と源泉が発見され、温泉地として有名になっていきました。
鬼怒川温泉に訪れた際に立ち寄りたい観光地としては、「日光東照宮」「鬼怒楯岩大吊橋」「龍王峡」などがあります。
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④草津温泉(草津エリア)
4つ目は、群馬県の『草津温泉』です。
群馬県吾妻郡草津町にある「草津温泉」の歴史については諸説ありますが、1193年、鎌倉幕府を開いた源頼朝が三原の荘での大規模な狩猟の際、温泉を発見した説が有力とされています。
草津温泉のシンボルと言えば「湯畑」です。現在の草津温泉は、この「湯畑」を中心に広がっており美しい景色と硫黄のニオイを十分に感じることができます。
草津温泉に訪れた際に立ち寄りたい観光地としては、「湯畑」の他、「白根神社」「熱乃湯」「西の河原公園」などがあります。
⑤那須温泉(那須エリア)
最後は、栃木県の『那須温泉』です。
栃木県那須塩原市にある「那須温泉」の歴史は、西暦630年に鹿の湯が発見された言い伝えに始まります。山狩で射損じた白鹿を追って山奥に入ると、鹿が傷ついた体を温泉で癒していたという伝説があります。その後次々と温泉が発見され、江戸時代の温泉番付では、東日本の関脇(第2位)とされました。
現在の那須地域では、150以上の温泉が発見されています。
那須温泉に訪れた際に立ち寄りたい観光地としては、「那須ハイランドパーク」「南ケ丘牧場」「那須フラワーワールド」などがあります。
温泉地別!安くて快適な交通手段を徹底比較
ここからは、各温泉地毎に安く快適に旅行できる交通手段を紹介していきます。
なお、今回は便宜上最も利用者数が多いと考えられる新宿駅を起点として検討します。
①箱根温泉(箱根エリア)
箱根は温泉地が沢山ありますが、比較的奥地の強羅に行く前提で計画を組んでみます。
プランA 小田急ロマンスカー+箱根登山鉄道を利用する方法(オススメ!)
・小田急電鉄 ロマンスカー(特急)利用 新宿⇔小田原(約70分)
560円(株主優待券)+950円(電子特急券)=1,510円
・箱根登山鉄道 普通電車利用 小田原⇔強羅(約60分)
770円(通常料金)
運賃合計:2,280円 所要時間:約130分
※宿泊する旅館が箱根登山鉄道の駅から遠い場合は、箱根登山バスを活用すると良いです。参考までに小田原⇔強羅間だと1,090円で乗車することができます。
ちなみに、主要なターミナル駅の金券ショップではおおよそ以下の相場で株主優待券が販売されています。
プランB JR普通車グリーン席+箱根登山鉄道を利用する方法
・JR 上野東京ライン・湘南新宿ライン グリーン車利用 新宿⇔小田原(約75分)
平日:1,518円(乗車券)+1,000円(普通車グリーン券)=2,518円
ホリデー:1,518円(乗車券)+800円(普通車グリーン券)=2,318円
※グリーン券は休日の方が200円安くなります。
・箱根登山鉄道 普通電車利用 小田原⇔強羅(約60分)
770円(通常料金)
運賃合計(平日):3,288円 運賃合計(休日):3,088円 所要時間:約135分
プランC バスで直行する方法
・小田急ハイウェイバス 4列シート 新宿⇔強羅(約140分)
2,240円(通常料金)
※直行便は1時間に1本程度運行されているため、バスの窮屈さに抵抗がない場合はおすすめできます。
運賃合計:2,240円 所要時間:約140分
プランD JR普通車+新幹線+箱根登山鉄道を利用する方法
・JR 中央線 普通電車利用 新宿⇔東京(約15分)
208円(通常料金)
・JR 東海道新幹線 ひかり・こだま利用 東京⇔小田原(約35分)
3,030円(チケットショップで新幹線自由席回数券を購入)
・箱根登山鉄道 普通電車利用 小田原⇔強羅(約60分)
770円(通常料金)
運賃合計:4,008円 所要時間:約110分
②熱海温泉(熱海・湯河原エリア)
熱海駅まで行く前提でプランを組んでみます。
プランA 小田急ロマンスカー+JR普通車を利用する方法(オススメ!)
・小田急電鉄 ロマンスカー(特急)利用 新宿⇔小田原(約70分)
560円(株主優待券)+950円(電子特急券)=1,510円
・JR 東海道本線 普通電車利用 小田原⇔熱海(約25分)
418円(通常料金)
運賃合計:1,928円 所要時間:約95分
プランB JR普通車グリーン席を利用する方法
・JR 上野東京ライン・湘南新宿ライン グリーン車利用 新宿⇔熱海(約120分)
平日:1,980円(乗車券)+1,000円(普通車グリーン券)=2,980円
ホリデー:1,980円(乗車券)+800円(普通車グリーン券)=2,780円
※グリーン券は休日の方が200円安くなります。
運賃合計(平日):2,980円 運賃合計(休日):2,780円 所要時間:約120分
プランC バス+JR普通車を利用する方法
・小田急ハイウェイバス 4列シート 新宿⇔三島(約125分)
2,200円(通常料金)
・JR 東海道本線 普通電車利用 三島⇔熱海(約15分)
330円(通常料金)
運賃合計:2,530円 所要時間:約140分
プランD JR普通車+新幹線を利用する方法
・JR 中央線 普通電車利用 新宿⇔東京(約15分)
208円(通常料金)
・JR 東海道新幹線 ひかり・こだま利用 東京⇔熱海(約40分)
3,400円(チケットショップで新幹線自由席回数券を購入)
運賃合計:3,608円 所要時間:約55分
③鬼怒川温泉(日光・鬼怒川エリア)
鬼怒川温泉駅まで行く前提でプランを組んでみます。
プランA JRから直通の東武特急を利用する方法(オススメ!)
・JRから直通運転の東武鉄道 特急きぬがわを利用 新宿⇔鬼怒川温泉(約135分)
2,860円(えきねっとトクだ値)
運賃合計:2,860円 所要時間:約135分
プランB JR普通車+東武特急を利用する方法
※えきねっとトクだ値を利用すると、新宿から直通特急で鬼怒川温泉まで行けるため、少し値段は高いですが、プランAをオススメとしました。(えきねっとトクだ値の30%割引は期間限定ですので、いつプランがなくなるかわかりません。)
・JR 山手線、常磐線 普通電車利用 新宿⇔北千住(約30分)
318円(通常料金)
・東武鉄道 リバティきぬ(特急)利用 北千住⇔鬼怒川温泉(約110分)
770円(株主優待券)+1650円(特急券)=2,420円
運賃合計:2,738円 所要時間:約140分
プランC JR+高速バスを利用する方法
※東北急行バス日光線は令和5年8月現在運休しており、再開の目途は立っていません。
・JR 中央線 普通電車利用 新宿⇔東京(約15分)
208円(通常料金)
・東北急行バス 日光線 4列シート 東京⇔鬼怒川温泉(約180分)
2,500円(通常料金)
運賃合計:2,708円 所要時間:約195分
④草津温泉(草津エリア)
草津温泉バスターミナルまで行く前提でプランを組んでみます。
プランA 高速バスを利用する方法(オススメ!)
草津温泉までは、電車を利用しても結局路線バスに乗り換える必要があり、所要時間もさほど変わらないため、新宿からそのまま高速バスで向かうプランがオススメです。
・JRバス 上州ゆめぐり号 4列シート 新宿⇔草津温泉(約205分)
2,480円~4,000円(通常料金・特割など 時期によっても値段変動あり)
運賃合計:2,480円~4,000円 所要時間:約205分
プランB JR普通車+JR特急+路線バスを利用する方法
・JR 埼京線 普通電車利用 新宿⇔赤羽(約20分)
JR 特急草津・四万利用 赤羽⇔長野原草津口(約140分)
2,640円(普通乗車券)+1,480円(えきねっとトクだ値特急券)=4,120円
・JRバス 路線バス利用 長野原草津口⇔草津温泉(約25分)
710円(通常料金・特割など 時期によっても値段変動あり)
運賃合計:4,830円 所要時間:約185分
⑤那須温泉(那須エリア)
那須温泉まで行く前提でプランを組んでみます。
プランA JR普通車グリーン席+路線バスを利用する方法(オススメ!)
・JR 湘南新宿ライン グリーン車利用 新宿⇔宇都宮(約105分)
JR 宇都宮線 普通車利用 宇都宮⇔那須塩原(約45分)
平日:2,640円(乗車券)+1,000円(普通車グリーン券)=3,640円
ホリデー:2,640円(乗車券)+800円(普通車グリーン券)=3,440円
※グリーン券は休日の方が200円安くなります。
・JRバス 路線バス利用 那須塩原⇔那須温泉(約50分)
1,100円
運賃合計(平日):4,740円 運賃合計(休日):4,540円 所要時間:約200分
プランB 高速バスを利用する方法
那須温泉までは、JRを利用しても結局路線バスに乗り換える必要があるため、高速バスの窮屈さが苦にならない方は新宿からそのまま高速バスで向かうプランもオススメです。
・JRバス 那須・塩原号 4列シート 新宿⇔那須温泉(約240分)
3,550円~3,800円(通常料金・特割など 時期によっても値段変動あり)
運賃合計:3,550円~3,800円 所要時間:約240分
プランC JR普通車+新幹線+路線バスを利用する方法
・JR 埼京線 普通電車利用 新宿⇔大宮(約35分)
JR 東北新幹線 なすの利用 大宮⇔那須塩原(約45分)
5,270円(えきねっとトクだ値30%割引)
・JRバス 路線バス利用 那須塩原⇔那須温泉(約50分)
1,100円
運賃合計:6,370円 所要時間:約130分
おわりに
いかがだったでしょうか?
近郊の温泉地への旅行を検討されている読者の皆様におかれましても、
今回の記事をお読みいただき、
『意外と交通費安く抑えられるな』
と感じていただいた方も多いのではないでしょうか。
各交通機関が打ち出しているパッケージ商品や株主優待券などを利用することで定価より相当お安く旅行ができること、お分かりいただけたかと思います。
思い出はプライスレス!旅行は人生を豊かに生きるために、絶対に欠かせないものです。
皆さんが1回でも多く旅行に行けるように、コスパ良く旅行できるプランを今後も沢山紹介していきたいと思います。
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