皆さんこんにちは、季ラリです。
本年度就職された新入社員の皆さん、教育担当の先輩との関係に悩んでいませんか?
『先輩が怖くて質問ができない』
『何も教えてもらえず毎日会社でボーっとしている』
『他の同期はぐんぐん成長しているのに自分は成長できず焦っている』
こんな悩みを持っている新入社員の方多いのではないでしょうか?
採用されて間もない頃は、『会社のルールがわからない』、『職務に対する基礎的知識がなく何をしてよいかわからない』といった状態は至って普通です。
そんな状態であるにも関わらず、教育担当者に仕事を教えてもらえず、一人孤独に現実と向き合っている皆さんは、毎日凄く辛い思いをされていることだろうと思います。
今立派にお仕事をされている先輩方も、採用されて間もない頃は皆さんと同じように何もわからない状態で、周りの方々の力を借りながらお仕事をされていたはずです。
現時点で何もできない状態であることは皆さんのせいではないので、自分を責めず、一生懸命現実と向き合って頑張っている自分を褒めてあげてください。
本記事では、『残念な新人教育担当者あるある10選』ということで、新入社員の方々を悩ませる残念な教育担当者の特徴を紹介したうえで、そのような先輩に当たった時に、『まずやるべきこと』、そして、『どう頑張ってもやっていけないと感じた時の対処法』の3部構成で説明をしていきます。
この記事を最後まで読んでいただくと、仕事を教えてもらえない時どのように取り組めばよいか、また、教育担当の先輩との関係に悩んだ時にどのような行動を取ればよいかを理解することができます。
残念な新人教育担当者あるある10選
その1 上司や同僚に新入社員の悪口をいう
1つ目は、『上司や同僚に新入社員の悪口をいう』です。
このタイプの教育担当者は、初見で人をふるいにかけて、自分の好き嫌いで態度を変えるような場合が多いです。自分が好きだと感じた人とはとことん仲良くする代わりに、苦手だと思った人にはあからさまな態度を取ったり、悪い噂を流したりします。
嫌いな人とプライベートで関わらないのは自由だけど、仕事に私情を持ち込んではいけないよね!
他の職場の方々との関係にも悪い影響を与える可能性がある点で、本当に厄介な存在であると言えます。
その2 常に忙しいオーラを出している
2つ目は、『常に忙しいオーラを出している』です。
入社して間もない頃はただでさえ緊張して、周りの人に声をかけるのに気を使ってしまうものです。
本来であれば、周りの人から積極的に話しかけてコミニケーションを取ってあげなければならないところであるにも関わらず、コミュニケーションを取らず、その挙句常に忙しいオーラを出しているような人は教育担当者として失格であると言えます。
その3 最初にマニュアルを渡さない(マニュアルの在り処を教えない)
3つ目は、『最初のマニュアルを渡さないもしくは、マニュアルの在り処を教えない』です。
前提として、優秀な社員は必ず自分自身で業務のマニュアルを作成しています。
マニュアルを作成することで、自分自身の学びを深めるきっかけになりますし、周りの人に同じことを何回も質問しなければならないということがなくなるほか、自分の後任に仕事を引き継ぐときにもスムーズに引継ぎを進めることができるからです。
また、仮に自分自身で作成したマニュアルがなかったとしても、会社全体で所有している業務に関する基本的なマニュアル、文書やメール作成に関する本、会社で使用しているシステムの説明書など、新入社員が仕事を覚える手掛かりになるものは必ずあるはずです。
配属初日このようなマニュアル類を一式手渡してあげることは、教育担当者として最低限のマナーであり、これができていない教育担当者は新入社員の気持ちや行動を考えて動くことができない人として、教育担当者失格と言えます。
その4 優しすぎて注意ができない
4つ目は、『優しすぎて注意ができない』です。
社会人として守るべきマナーができていなかったり、会社独特のルールを知らなかったり、新入社員の方が当たり前だと思ってやっている行動が、社会人としてないし、会社の社員として非常識な行動と見なされてしまうことはよくあります。
優しすぎる性格の教育担当者の中には、そんな場面に出くわした際に、『社会人としてこういう行動はしない方がいいよ』『この会社ではこういうルールがあるからこうした方がいいよ』とアドバイスができない方がいます。
たとえ非常識な行動を取ってしまったとしても1年目であれば水に流して貰えますが、誰にも注意されず2年目になってしまうと、ダメ社員のレッテルを張られてしまうことになりかねません。
この点において、1年目で優しすぎて注意ができない教育担当者に当たってしまうと、後々苦労する可能性が高いと言えます。
優しすぎるのも考え物だね!
その5 プライベートでの付き合いを強制してくる
5つ目は、『プライベートでの付き合いを強制してくる』です。
仕事において拘束されるべき時間は、就業時間だけです。就業時間以外の時間をどのように過ごそうがその人の自由ですよね。
しかし教育担当者の中には、自分の趣味や飲み会などに新入社員を巻き込み、半強制的に参加させるような方がいます。
入社して間もない頃はただでさえ疲れが溜まりやすいため、休みの日にゆっくり休息することも大切です。
体調管理も仕事の1つであると良く言われるように、体調を壊して仕事を休んでしまい重要な仕事を他の人に任せるなんてことになると、それが社会人としての信頼を失ってしまうきっかけになりかねません。
そのため、プライベートでの付き合いを強制してくる教育担当者とは一定の距離を取ってお付き合いをしていくことが得策であると言えます。
自分自身の身体と気持ちを最優先に考えよう!
その6 ミスを過剰に責める
6つ目は、『ミスを過剰に責める』です。
人間は沢山失敗を重ねて成功するもの。これは、新入社員に限ったことではありません。
また、ミスをしたときにその事実を責めるのではなく、次に同じミスを繰り返さないためにはどうすれば良いのかを考え、試行錯誤する。これが最も重要なことです。
ミスした事実だけを取り上げて過剰に責めたてる行為は、ミスした人の気持ちをさらに落ち込ませてしまうだけでなく、次に自発的に考え挑戦する意欲を失わせてしまうことにもなりかねず、非常に危険な行為です。
皆さんは、そんな教育担当者の心無い言葉を鵜吞みにせず、沢山色々なことに挑戦をし、沢山ミスをして改善を重ねていってください。
その7 自分より優秀だと悟ると冷たくしてくる
7つ目は、『自分より優秀だと悟ると冷たくしてくる』です。
『あなたは優秀な人間だと思いますか?』と質問した時に、優秀な人ほど『わたしは全てにおいて優秀だとは思いません。』と回答するものです。
これは優秀な人ほど、人には得意不得意があることを知っているからです。
『餅は餅屋』のことわざにあるように、物事はそれぞれの分野を得意な人に任せるのが一番良いのです。
自分より優秀なところがある人には、その部分について教えて貰ったり、場合によっては仕事をお願いする。その代わりに、自分の得意なところで協力してあげる。このようにしてお互い成長していくことができる環境が最も理想的です。
にも関わらず、優秀な新入社員から学ぶことを放棄し、優秀であることに嫉妬して冷たくするような教育担当者は残念な者と言わざるを得ません。
その8 何でも一回で理解できることが当たり前だと思っている
8つ目は、『何でも一回で理解できることが当たり前だと思っている』です。
先輩から仕事を教えて貰う時、なるべく一回で覚える努力をすることは非常に大切です。
メモを取ったり、話を聞いてよく理解できなかった部分について深く突っ込んで質問をしてみたりしながら、わからないところを放置せず、1つ1つ理解を深めていく必要があります。
しかし、どれだけ教えて貰う側が努力したとしても全てのことを一回で理解するのは不可能です。
仕事に関する基本的知識の量の違いがあったり、聞き手と話し手の認識の違いが生じてしまうことがあるからです。
そのため、何でも一回で理解できることが当たり前だと思っている教育担当者は、客観的に物事を考えられない人として残念な教育担当者であると言えます。
その9 作業だけを教えて根拠や仕事の全体像を教えない
9つ目は、『やるべき作業だけを教えて根拠や仕事の全体像を教えない』です。
前提として、根拠を考えず作業として仕事をこなしている人は、仕事ができない人が多いです。
何故なら、その仕事の根底にある根拠を明確にし、仕事を行う目的を知らなければ、より良くするための創意工夫ができないからです。ただただ作業として仕事をするだけであればロボットでもできます。
そこに人間の手が加わる必要があるのは、作業だけでは見えない人間の根底にあるニーズを引き出すためなのです。
従って、作業だけを教えて根拠や仕事の全体像を教えない教育担当者は、ただただ与えられた仕事だけをこなす『ロボット製造機』となる可能性があり、こんな人に教わった新入社員は仕事の価値を見出せず、非常に苦労することが想像できます。
ただただ言われたとおりにやるだけの仕事にやりがいを見出せるわけがないんだ!
その10 自分の仕事を優先し新入社員の仕事が終わっていなくても先に帰る
最後10個目は、『自分の仕事を優先し新入社員の仕事が終わっていなくても先に帰る』です。
新人教育に時間がかかるのは当たり前です。新人の教育担当に当てがわれる人材は3年目以上の中堅社員である場合が多く、1人前に仕事ができる十分な経験がある人物が抜擢されているはずです。
故に、教育担当者は自分の仕事と新入社員の2人分の仕事に責任を持つくらいの気構えがなければなりません。
『これまで自分を育ててくれた上司や先輩に感謝をし、教育担当を任されたことを意気に感じて、今度は自身が他の人を引っ張っていこう!』
こういう思考が大切なのです。
自身の仕事さえ終われば他人のことはどうでもいいという思考の人は、そもそも教育担当者には不向きであり、上層部の人選ミスである可能性も否定できません。
仕事を教えてもらえないときにまずやるべき2つのこと
次に、残念な教育担当者に当たってしまい、なかなか仕事を教えて貰えないときにまず最初に取るべき行動を2つ紹介していきたいと思います。
その1 まじめに仕事をする・自分でできることをやってみる
仕事を教えて貰えない時に取るべき行動1つ目は、『まじめに仕事をする・自分でできることをやってみる』です。
真っ先にこれを挙げた理由は、成長できないことについて、あなたに原因がないことを周りの人達に分かってもらうためです。
『何でそんな過酷な状況で自分だけ一生懸命仕事をしなければならないの?』と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、あなたが頑張っている姿を見てくれている人は必ずいます。
最初は孤独かもしれませんが、頑張って自分なりに仕事をこなそうとする姿勢を見せ続けることで、周りの人達が助けてくれることもあります。
『マニュアルを入手してそのとおりにやってみる』『マニュアルでわからないことは本やインターネットで可能な限り調べる』『前任者のファイルや記録を見ながら見様見真似でやってみる』など試行錯誤しながら、3割の出来でも構いません。とりあえず任された仕事を完成させて、上司に報告してみましょう。報告する際には、必ずどういう過程で完成させたのかを具体的に報告してください。そうすることで、あなたなりに努力してその仕事を完成させたことが上司に伝わりますし、どのように修正すればよいか具体的なアドバイスをもらえる可能性がぐっと上がります。
このように苦労して仕事を完成させることで、リサーチ力や思考力、質問力など様々な力が培われます。これを乗り越えると、教育担当者から手取り足取り教えて貰っている他の同期より大きく成長することが出来ることは間違いありません。
苦労した分だけ人間は成長するんだよ♪
その2 頼りになる先輩を他に探してみる
仕事を教えて貰えない時に取るべき行動2つ目は、『頼りになる先輩を他に探してみる』です。
残念な教育担当者は、仕事ができなかったり、頻繁に非常識な行動をとっている場合が多く、周りに良く思っていない人が少なからずいるはずです。
このように周りの士気を下げる人のことを良く思っていない人は、仕事に対する意識や向上心が高い人が多いです。そのため、あなたのようなやる気のある新入社員を引っ張り上げてくれる存在になる可能性があります。
普段から一生懸命仕事をして、そのような意識の高い人たちと積極的にコミュニケーションを取るようにしてください。
きっと沢山吸収できることがあると思います。
どう頑張ってもやっていけないと感じた時の対処法3つ
最後に、上に挙げた2つの行動をとってみて、それでもどう頑張ってもやっていけないと感じた時の対処法を3つ紹介します。
対処法1 上司に相談してみる
対処法1つ目は、『上司に相談してみる』です。
辛いことを1人で抱え込んでいるのは非常に危険です。どう頑張ってもやっていけないと感じた時は、まず直属の上司に相談し、今の気持ちを正直に話してみてください。
あなた自身がそこまで苦しんでいることを上司が把握していない可能性も大いにありますし、胸の内を話すことであなたの気持ちも凄くラクになると思います。
悩んでることを正直に打ち明けることは恥ずかしいことではありません。
世の中にはあなたと同じように、職場の人間関係で悩んでいる人は沢山います。上司もその事実を把握した以上、『育成担当に指導する』『他にヘルプを付ける』『担当を変更する』など何か対策を打ってくれるはずです。
上司の立場に立つと相談してくれることは凄く嬉しいことなんだよ♪
対処法2 人事担当者に部署異動を申し出る
対処法2つ目は、『人事担当者に部署異動を申し出る』です。
直属の上司に報告をしても何の対策も打ってくれなかったり、効果がなかった場合には、迷いなく人事担当者に相談し部署異動を申し出ましょう。
その際には、必ず直属の上司に相談した旨を必ず伝えてください。
異動希望、病気休暇や退職など、重要な相談事は1番最初に直属の上司に報告することがマナーです。
これができていないだけで、あなたは常識外れな人材だと思われてしまう可能性があります。
人事担当者に相談した際は、今の心境を話した上で、これまでどのような過程でここまで追い詰められたのか、明確に話すようにしてください。
会社としても人材の育成には相当なお金がかかっています。人事担当者としても、あなたがメンタル休職になってしまったり、退職されることは本望ではありません。
必ず何かしらの手は打って貰えるはずです。
対処法3 転職を検討する
対処法3つ目は、『転職を検討する』です。
新人教育が行き届いていない原因が、会社そのものの体質にある場合があります。
『わからなくても気合いで何とかせよ』『新人は背中を見て仕事を覚えよ』など根性論で新人教育を終わらせようとする会社はまともな会社ではありません。そのような会社だと判断した場合には、迷いなく転職を検討しましょう。
今は昔のように終身雇用が当たり前の時代ではありません。特にコロナ渦以降は大転職時代に突入しており、第二新卒や短期職歴者なども柔軟に採用する企業も増えています。
さらに、様々な働き方を模索する企業も増えており、転職活動をするには凄く恵まれた時期であると言えます。転職エージェントなどを活用し、あなたに合った会社を探してみてください。
おわりに
皆さん、いかがだったでしょうか。
入社後、『こんなはずじゃなかった』『一生懸命頑張っているのになんで自分だけ・・・』と自己嫌悪に陥っている新入社員の方は沢山いらっしゃいます。
本当に辛くなったら一度休んでみることも大切だと思いますし、一人で抱えているなら勇気を出して誰かに相談してみてください。スーッと心が軽くなる事でしょう。
一度きりしかない人生、辛い思いばかりしててはもったいないです。これからの明るい未来を一緒に考えて、頑張って行動していきましょう。
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