【独身版】資産額別のFIRE後の生活費モデルを考えてみる~毎月の支出の内訳まで細かく提示~【資産3,000万円~8,000万円】

FIRE・節約・生活保護
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皆さんこんにちは、季ラリです。


今回のテーマは、「【独身版】資産額別のFIRE後の生活費モデルを考えてみる~毎月の支出の内訳まで細かく提示~【資産3,000万円~8,000万円】」です。

わたしのブログの読者の皆さんの多くは、FIRE(経済的自由&早期リタイア)を達成するため、日々「節約」や「ポイ活」、「副業」、「投資」などにコツコツ励んでいらっしゃることだろうと思います。

わたし自身もFIREを目指して日々頑張っているところではありますが、実際「いくら貯まったらFIREするか?」という点は凄く難しいところで、「資金が尽きたらどうしよう?」「想定した生活費できちんと生活できるかな?」など考えれば考えるほど決断するのが難しくなってしまいます。


過去、

【単身用】2,500万円でサイドFIREを考える|税金・健康保険・国民年金を最低額に抑える最強プラン!

の記事でも紹介していますが、FIRE後の資産の取り崩しについては、「資産運用の『4%ルール』」という考え方が基本です。

これは、生活費の25年分のお金を作り、それを全て優良なインデックスファンド(全世界株式やS&P500など)に投資すると、毎年投資総額の4%ずつ資産を取り崩したとしても永久に資金が尽きないというものです。

過去何百年の歴史における優良なインデックスファンドの運用利回りは平均で約6%~8%であり、取り崩しの4%を大きく上回っているため非常に理にかなっている運用ルールと言えます。


そこで今回は、皆さんが想定されている資産額でFIRE達成後どんな暮らしができるのかを想像していただくため、独身の方を想定して「FIRE達成後の毎月の生活費モデル」を資産額別に細かく提示させていただきます。

FIRE後の生活を想像できる楽しい記事になっていますので、興味のある方は是非最後まで読んでいってください。

この記事が参考になる人

・FIREするまでにいくら貯めるか悩んでいる人

・資産額別のFIRE後の生活費について詳しく知りたい人

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【資産額別】FIRE後の生活費モデル(3,000万円~8,000万円)

では、早速生活費のモデルについて見ていきましょう。

最初に全資産額共通の前提条件について記載しておきます。

前提条件

・収入は資産の取り崩し分以外なし

・国民年金保険料は免除申請を行っているため0円

・所得税・住民税は収入がないため0円

・国民健康保険料は7割減免の手続きを行い毎月1,800円になったと仮定(お住まいの地域によって若干差があります。)

今回提示するのはあくまで支出モデルですので、皆さんの各々の状況によって支出額の内訳は変えていただいて、将来の生活を想像していただけるとよいと思います。

パターン① 資産額3,000万円でFIREした場合

パターン1つ目は、「資産額3,000万円でFIREした場合」です。

資産額:3,000万円
年間の資産取崩額:3,000万円×4%=120万円

月の生活費:120万円÷12=10万円

●支出モデル

項目 年額(月額)
家賃 480,000円(40,000円)
食費・日用品費 360,000円(30,000円)
水道光熱費 120,000円(10,000円)
携帯代 36,000円(3,000円)
医療費 60,000円(5,000円)
国民健康保険 21,600円(1,800円)
遊興費 60,000円(5,000円)
予備費 60,000円(5,000円)
合計 1,197,600円(99,800円)

はい、いかがでしょうか。

生活は何とか成り立つと思いますが、相当切り詰めないと厳しそうです。

まず住居は、田舎の県庁所在地あたりで木造築20年程の賃貸マンションを探せば家賃4万円程で探すことができると思います。
当然自動車を維持するお金は捻出できないので、田舎すぎる場所では生活が難しく、公共交通機関が発達している程よい田舎の地方都市あたりがおすすめです。

政令指定都市で家賃が安い街については、

FIRE後どこに住む?家賃が安い政令指定都市ランキング全公開

で紹介していますので、興味のある人は是非読んでみてください。


食費・日用品費は1日1,000円です。
1日2食であれば、何とか予算内に収まると思います。

遊興費は月5,000円しかありませんので、月1~2回映画を見に行く、書籍を購入するなどしかできません。


トータルで見て相当苦しい生活になりますが、家でボーっとして何もしない、友人関係は最低限、とにかくお金を遣わないという人であれば、ギリギリ生活は成り立つものと思われます。

この金額であれば、サイドFIREの方が現実的かもしれません。

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パターン② 資産額4,000万円でFIREした場合

パターン2つ目は、「資産額4,000万円でFIREした場合」です。

資産額:4,000万円
年間の資産取崩額:4,000万円×4%=160万円

月の生活費:160万円÷12=約13.3万円

●支出モデル

項目 年額(月額)
家賃 540,000円(45,000円)
食費・日用品費 480,000円(40,000円)
水道光熱費 144,000円(12,000円)
携帯代 48,000円(4,000円)
医療費 60,000円(5,000円)
国民健康保険 21,600円(1,800円)
遊興費 180,000円(15,000円)
予備費 120,000円(10,000円)
合計 1,593,600円(132,800円)

資産額が少ない段階だと、1,000万円増やすだけでかなり生活がラクになることがわかりますね。
とはいえ、月13万円で生活するとなると、フリーターで生計を立てている人くらいの収入になりますので、決してゆとりのあるものではありません。

家賃を月5,000円、食費・日用品費を月1万円上げても余剰資金がありましたので、遊興費と予備費合わせて月15,000円増やしたモデルを提示しました。

月額45,000円の家賃だと、地方都市では鉄筋コンクリート造の物件も探すことができるでしょう。
とはいえ三大都市圏では、まだまだ木造の物件くらいしか探し当てることはできないと思いますので、「そこそこ良い家に住みたい」という方は、もう少し資産額を増やす必要がありそうです。

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パターン③ 資産額5,000万円でFIREした場合

パターン3つ目は、「資産額5,000万円でFIREした場合」です。

資産額:5,000万円
年間の資産取崩額:5,000万円×4%=200万円

月の生活費:200万円÷12=約16.6万円

●支出モデル

項目 年額(月額)
家賃 636,000円(53,000円)
食費・日用品費 540,000円(45,000円)
水道光熱費 144,000円(12,000円)
携帯代 48,000円(4,000円)
医療費 60,000円(5,000円)
国民健康保険 21,600円(1,800円)
遊興費 360,000円(30,000円)
予備費 180,000円(15,000円)
合計 1,989,600円(165,800円)

ここまでくると、だいぶ生活はラクになってきました。

月の家賃は53,000円と、首都圏以外では駅近の鉄筋コンクリート造のマンションも十分に探すことができる金額です。

食費・日用品費も月45,000円ありますので、食事は自炊を上手く組み合わせていけば3食お腹いっぱい食べることができます。

また、遊興費は倍額の月3万円まで引きあがりましたので、年に数回近場の国内旅行に出かけたり、友人とランチに出かけたりもできます。

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パターン④ 資産額6,000万円でFIREした場合

パターン4つ目は、「資産額6,000万円でFIREした場合」です。

資産額:6,000万円
年間の資産取崩額:6,000万円×4%=240万円

月の生活費:240万円÷12=20万円

●支出モデル

項目 年額(月額)
家賃 720,000円(60,000円)
食費・日用品費 600,000円(50,000円)
水道光熱費 156,000円(13,000円)
携帯代 60,000円(5,000円)
医療費 120,000円(10,000円)
国民健康保険 21,600円(1,800円)
遊興費 480,000円(40,000円)
予備費 240,000円(20,000円)
合計 2,397,600円(199,800円)

資産額が6,000万円になると、月に使える生活費は20万円ということで、税金や社会保険料がほぼ0ということを加味すると、そこそこの企業に勤める新卒の社会人よりも月に使えるお金は多くなると思います。

家賃は6万円ということで、都内でも場所を選べばセパレートタイプのワンルームマンションを借りることができる金額になります。

水道光熱費や電気代などについても、節約しなくても問題ないくらいの予算が取れており、遊興費も月4万円ありますので、毎週外食したり、遊びに行ったりしても大丈夫なレベルのそこそこゆとりのある生活と言えます。

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パターン⑤ 資産額7,000万円でFIREした場合

パターン5つ目は、「資産額7,000万円でFIREした場合」です。

資産額:7,000万円
年間の資産取崩額:7,000万円×4%=280万円

月の生活費:280万円÷12=23.3万円

●支出モデル

項目 年額(月額)
家賃 840,000円(70,000円)
食費・日用品費 660,000円(55,000円)
水道光熱費 180,000円(15,000円)
携帯代 60,000円(5,000円)
医療費 120,000円(10,000円)
国民健康保険 21,600円(1,800円)
遊興費 600,000円(50,000円)
予備費 300,000円(25,000円)
合計 2,781,600円(231,800円)

資産額が7,000万円になると、家賃7万円の賃貸マンションに住めます。

これは、地方都市のワンルームであればデザイナーズマンションやタワマンなども視野に入ってくるレベルです。

遊興費は月5万円とサラリーマンのお小遣いにしても多めの金額で、これに加えて月々25,000円の予備費がありますので、遊びながらもしもの時の備えもできる、相当に安全な資産額と言えるでしょう。

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パターン⑥ 資産額8,000万円でFIREした場合

最後パターン6つ目は、「資産額8,000万円でFIREした場合」です。

資産額:8,000万円
年間の資産取崩額:8,000万円×4%=320万円

月の生活費:320万円÷12=26.6万円

●支出モデル

項目 年額(月額)
家賃 936,000円(78,000円)
食費・日用品費 720,000円(60,000円)
水道光熱費 180,000円(15,000円)
携帯代 72,000円(6,000円)
医療費 120,000円(10,000円)
国民健康保険 21,600円(1,800円)
遊興費 840,000円(70,000円)
予備費 300,000円(25,000円)
合計 3,189,600円(265,800円)

資産額8,000万円になると、月の生活費は26.6万円ということで、一人暮らしでは有り余るほどの生活費になります。
2人暮らしであっても食うに困らない金額だと思います。

家賃で提示している78,000円は、東京都23区内の人気エリアのマンションに住み続けることができるレベルで、FIRE達成後の都心暮らしも十分可能になります。

月の遊興費は7万円もありますので、定期的に海外旅行に行ったり、毎週末オシャレなディナーを食べに行ったりもできますね。

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おわりに

皆さん、いかがだったでしょうか。


資産額が1,000万円増える毎に、FIRE後の生活が大きく変化することをお分かりいただけたかと思います。

しかしながら、人生与えられた時間は有限です。
いつ死んでしまうかわかりません。

「自由な人生を送れる時間」と、「FIRE後の生活の満足度」を天秤にかけて、あなたが最も後悔しない資産額を考えていただき、FIRE達成に向けて頑張っていただきたいと思います。


これからも皆さんの生活を豊かにするための記事を沢山書いていきたいと思いますので、是非一緒に学び成長していきましょう。





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