皆さんこんにちは、季ラリです。
今回のテーマは、『社会人のメンタル不調のサインを知ろう』です。
「職場でも家でもなんか元気が出ない」「凄くネガティブ思考になっている」「身体が重くて朝起きられない」「何もしていないのに気分が落ち込んでいる」
こんな状況に陥っている社会人の方いらっしゃいませんか?
メンタル不調は突然訪れます。それは、あなた自身の体の疲れから来ることもあれば、職場環境の変化などの外的要因から来ることもあります。
メンタル不調はひどくなればなるほど完治に時間を要します。軽度のうちに治療しておくと1週間で治ったものが、放置して我慢して日常生活を送ってしまったがために、2年も3年も休職を余儀なくされた方も沢山いらっしゃいます。
そこで今回は、「この兆候があれば、ゆっくり仕事を休んで、お医者さんにかかった方が良いですよ」というサインを8個紹介させていただきます。
身体の不調を少しでも感じている方は是非最後まで読んでいってください。
この記事が参考になる人
・何故か最近気分が落ち込んでいると感じている人
・朝起きれず仕事に行くのが辛いと感じている人
・何をしていても楽しく感じられない人
社会人のメンタル不調のサイン・兆候8選
では早速ですが、社会人のメンタル不調のサイン・兆候について見ていきましょう。
その① 感情の起伏が激しくちょっとしたことで泣いてしまう
サイン1つ目は、「感情の起伏が激しくちょっとしたことで泣いてしまう」です。
メンタル不調になると、色々な面で敏感になってしまいます。
誰かから言われたちょっとした一言で傷ついて泣いてしまったり、反対に優しい言葉をかけられた時には、普段の5倍10倍の優しさを感じてその場で泣いてしまうこともあります。
わたしも同じ係にメンタル不調で休職してしまった方がいましたが、休職前には、仕事の電話を切ったら突然泣き出したり、みんなで励ましていると、「本当にすみません」とポロポロ涙がこぼれ落ちたりしていました。
その② 夜大量の寝汗をかいており朝起きたらパジャマが濡れている
サイン2つ目は、「夜大量の寝汗をかいており朝起きたらパジャマが濡れている」です。
これは、自律神経が乱れている時の典型的な症状で、副交感神経(リラックスをするときに働く神経)よりも交感神経(緊張感をもったり活動するときに働く神経)が優位になると、血管の拡張と収縮のコントロールがうまくできなくなり、体温調整ができなくなって寝汗をかいてしまいます。
パジャマがびしょびしょになるほどの寝汗をかいている時は、相当に交感神経が優位になっており、寝ている間常に緊張している状態であるため、疲労回復に寄与していません。
その③ 仕事のことを考えると寝付けず、朝起きれない
サイン3つ目は、「仕事のことを考えると寝付けず、朝起きれない」です。
メンタル不調に陥ると、仕事のことを考えて眠れなくなることが増えます。
もともと、朝早めに出勤して仕事をしていた人であっても、朝起きるのがギリギリになってしまったり、夜残業して仕事を終わらせるリズムにかわってしまう場合が多いです。
そうなると、朝起きれず夜寝れずの負のスパイラルで、どんどん自律神経が乱れていくことになります。
その④ 休み明け前になると気分が落ち込み暗くなる
サイン4つ目は、「休み明け前になると気分が落ち込み暗くなる」です。
これは、巷では「サザエさん症候群」とも言われていますが、明日から始まる仕事を思って、休み明け前日の夕方から憂鬱な気分になることです。土日休みのサラリーマンは日曜日の丁度サザエさんが始まる時間くらいになると憂鬱になることから、このように言われています。
「サザエさん症候群」の兆候が出始めたら、「メンタル不調が出てきているのかな」と疑ってみると良いでしょう。
その⑤ 周りの人に話しかけられても反応が薄い、無反応になる
サイン5つ目は、「周りの人に話しかけられても反応が薄い、無反応になる」です。
メンタル不調が重症になると、仕事中に周りの人に話しかけられても、反応が薄くなったり無反応になったりします。
これは、「緊張病症候群」と言われており、うつ病や統合失調症のが重くなると出てくる症状であると言われています。
感情の起伏が激しかったりよく泣いてしまう場合でも、それが表情に出ている場合はまだ重症ではなく、自発的な言動や反応がなくなってしまった時が本当に深刻なサインであると言われていますので、しっかりと本人の様子を観察して、病状がどの段階なのか見極めていく必要があります。
その⑥ 仕事帰りにネガティブな内容についてググっている
サイン6つ目は、「仕事帰りにネガティブな内容についてググっている」です。
仕事が終わって帰る時に、ふとネガティブな内容をスマホで検索してしまっている人は、メンタル不調に陥っていると言えます。
これは「反芻思考」といい、ネガティブなことばかりを頭の中で追ってしまっている状況であり、うつ病や不安障害の方に見られやすい症状だと言われています。
ポジティブな刺激よりもネガティブな刺激の処理に費やす時間の方が長く、放置しておくとどんどんネガティブ思考が膨らんで気分が落ち込んでしまいますので、一刻も早く治療が必要です。
その⑦ 何に対しても興味や関心が持てない
サイン7つ目は、「何に対しても興味や関心が持てない」です。
メンタル不調に陥ると、チャレンジ意欲が著しく減退します。思考能力が低下するため、依然と比べて「発案」「決定」など、考えなければいけないことが苦手になります。
また、プライベートでも趣味や資格取得など自発的に何かに興味を持つ機会が無くなり、人とコミュニケーションをとることも減るため、一人で殻に閉じこもってしまうことが多くなってしまいます。
継続して積極的に打ち込んでいた趣味などに対して関心が持てなくなり、一人で過ごすことが多くなったと感じる場合には、メンタル不調を疑うとよいでしょう。
その⑧ 食欲がなく、よく吐き気にみまわれる
最後サイン8つ目は、「食欲がなく、よく吐き気にみまわれる」です。
メンタル不調は、食欲にも大きな影響を与えます。
「不安」「悲しみ」「抑うつ」「焦燥」などの症状により、脳の摂食中枢が鈍くなってしまい、食欲がなくなってしまいます。
また時には、自律神経の乱れにより脳幹部の嘔吐中枢が刺激され、胃酸が過剰に分泌されることにより吐き気を催したりもします。
食欲の減退により必要な栄養素を摂取できなくなると、栄養失調によりさらにイライラしやすくなったり、酷いと内臓疾患を発病することもありますので、注意が必要です。
おわりに
皆さん、いかがだったでしょうか。
今回は、「メンタル不調のサイン・兆候」について紹介してきましたが、1つでも当てはまるものがあった人は、一度自分自身の仕事の内容や職場環境について見つめ直していただき、その不調の原因がどこにあるのかしっかり考えていただく必要があると思います。
また、重症だと感じた場合には、一刻も早く病院に行きましょう。必要に応じて「休職」や「転職」も早めに検討しましょう。
繰り返しになりますが、メンタル不調は早ければ早いほど、短い治療で完治が望めます。放置しておくと、何年も立ち直れなくなってしまうこともあります。
今思い悩んでいらっしゃる皆さんにとっての未来が、明るく希望に満ちたものになることを心から願っています。
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