大変だけど楽しい?生活保護のケースワーカーに向いている人の特徴7選|体力?傾聴力?

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皆さんこんにちは、季ラリです。

今回のテーマは、『生活保護のケースワーカーに向いている人の特徴を知ろう』です。

生活保護のケースワーカーと聞くと、「凄くハードで大変な仕事」というイメージを持たれる方が多いかと思います。
わたしの妻が生活保護のケースワーカーとして従事しており、家で色々とお話を聞くのですが、毎日「こんな事件があったよ~」と色んなネタを話してくれます。きっと日々色んな対応を求められているんだと感じています。
「こんなに適性がはっきりと出やすい職種はない」ということなので、今回その特徴について妻にインタビューし、取り上げさせていただくことにしました。

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「今ケースワーカーを目指して勉強している人」「これから市区町村の行政職・福祉職の職員として生活保護のケースワーカーとして従事するかもしれない人」「今生活保護のケースワーカーとして従事しているけど、自分が向いているのかどうかわからないと悩んでいる人」などにとって非常に有用な内容となっていますので、是非最後まで読んでいってください。


なお、生活保護のケースワーカーの仕事内容について詳しく知りたい方は、

生活保護のケースワーカーとはどんな仕事をする人?|現役ケースワーカーが詳しく解説!

の記事を合わせて読んでみてください。

生活保護のケースワーカーに向いている人の特徴7選

では早速、生活保護のケースワーカーに向いてる人の特徴を見ていきましょう。

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特徴① 傾聴力があり忍耐強く人の話を聞くことができる

特徴1つ目は、『傾聴力があり忍耐強く人の話を聞くことができる』です。

生活保護受給者(以下「ケース」という。)の方の中には、「精神疾患」「認知症」「薬物依存症」など様々な症状と戦っていらっしゃる方がいらっしゃいます。また、生活保護の制度では対応できないことをケースワーカーに要求される方もいらっしゃいます。

このような方々と対応する際に、どんな場合でもまず「相手の話を最後までしっかりと聞くこと」は非常に大切です。
その方の発言1つ1つに思わぬ生活課題が隠れている可能性があり、しっかりと話を聞くことができないとその生活課題を読み取ることができないのです。
また、けんか腰で怒鳴ってくるような方に対しても、まずしっかりと話を聞いて相手の気持ちに寄り添う姿勢を示すことは非常に重要です。「わたしはあなたのことを理解しようとしていますよ」という姿勢を見せるだけで、相手の対応が変化することはよくあります。

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特徴② 勉強熱心で法律や国の制度に対する知識の習得に余念がない

特徴2つ目は、『勉強熱心で法律や国の制度に対する知識の習得に余念がない』です。

生活保護の制度は、「生活保護法」という法律に規定されていますが、ケースワーカーとして従事していると、その他にも「戸籍・税金・年金・介護保険」など様々な分野の知識を要求される場面がでてきます。
これらの知識を知らないと、ケースに対して必要な手続きを案内できなかったり、利用できる制度を利用できなくなってしまったりと、大きなミスに繋がってしまう可能性があります。

したがって、ケースワーカーは常に最新の法律や制度に対してアンテナを立てて、勉強や情報収集を行わなければならず、勉強嫌いな方はケースワーカー適性はないと言えるでしょう。

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特徴③ スケジュール管理が上手く計画的に仕事を進められる

特徴3つ目は、『スケジュール管理が上手く計画的に仕事を進められる』です。

ケースワーカーの仕事はスケジュール通りに進まないことが多いです。
何故なら、突然新規の相談に来たり、ケースが亡くなってしまったり、カンファレンスに呼ばれたりなど緊急的に対応することが非常に多いからです。

したがって、普段のルートワーク(保護費の算定入力や記録の作成など)を計画的に行うことができない人であれば、緊急対応が入った際に仕事が回らなくなってしまうことは言うまでもありません。

スケジュールをもれなくしっかりと管理し、毎日やるべきことを確実にこなしていける人でないとケースワーカーの仕事は勤まらないでしょう。

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特徴④ 潔癖症でなく不潔な人や環境に耐えられる

特徴4つ目は、『潔癖症でなく不潔な人や環境に耐えられる』です。

生活保護のケースワーカーをしていると、「ホームレスの方」や「ゴミ屋敷に住んでいる人」、「1ヶ月間お風呂に入っていない人」など、衛生上耐え難いような環境に身を置いておられる方の対応をしなければならないことがあります。

ケースワーカーは、基本年に2回以上居宅訪問をしなければならないことになっていますので、どれだけ汚い家であっても、定期的にケースの様子を聞き取りに居宅を訪問しなければなりません。
そのため、潔癖症であったり、不潔な臭いに耐えられない人であれば、生活保護のケースワーカーは勤まらないと言えます。

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特徴⑤ 周りの仲間とのコミュニケーションを大切にできる

特徴5つ目は、『周りの仲間とのコミュニケーションを大切にできる』です。

ここまでの内容を読まれた皆さんはもう理解されていると思いますが、ケースワーカーは非常にストレスがかかりやすい仕事です。

そのため、どこの職場でも「ケースワーカー同士のコミュニケーション」を非常に大切にしています。お互いのケースの話を共有したり、事件としてあったことを雑談として話したりしながら、悩みを共感しあう慣習があります。

したがって、周りの仲間とのコミュニケーションを嫌ったり、悩みを独りで抱え込んだりしてしまう人は、ストレスに押し潰されてしまったり、一人孤立してしまう可能性が高いでしょう。
裏を返すと、ケースワーカー同士話は尽きませんし、お互いの仕事の悩みを共有しあえるので、事務所内の仲間同士の仲は凄く良い場合が多いです。
対外的なトラブルは多くなりがちな仕事ですが、その分お互い助け合って頑張っていこうという雰囲気がある場合が多いので、居心地が良い職場ともいえると思います。

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特徴⑥ 根は優しいけどダメなことはダメときちんと言える

特徴6つ目は、『根は優しいけどダメなことはダメときちんと言える』です。

ケースワーカーの仕事をしていると、ケースから色々なことを頼まれます。
例えば、「体がしんどいから様子を見に来てほしい」「家族と喧嘩したから仲介してほしい」「上の人がうるさいから引っ越しさせてほしい」など多岐に渡ります。

大切なことは、「できることとできないことを明らかにし、できないことはきちんとできないとケースに伝えること」です。
ケースワーカーがやるべき仕事の守備範囲は決まっています。また、国の生活保護法で対応できることもきちんと決まっています。
正義感を持って誠実に仕事をすることを前提として、できないことをきちんと伝えることができる強さがケースワーカーには必要なのです。
言い換えると、公平公正な社会の実現のために仕事をしているという側面を忘れずに仕事をしていくことが大切と言えます。

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特徴⑦ デスクワークと外回り仕事両方をこなせる

最後、特徴7つ目は、『デスクワークと外回り仕事両方をこなせる』です。

ケースワーカーは、「生活保護費の算定」や「ケース記録の作成」など事務仕事をこなしていく必要がある一方、「ケース宅への訪問」「通院同行」「カンファレンスやサービス担当者会議への参加」など外回り仕事も並行して行っていく必要があります。

そのため、どちらかに偏らずデスクワークと外回りの業務をバランスよくこなし、両方の業務を計画的に進めていける人がケースワーカーに向いていると言えます。

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おわりに

皆さん、いかがだったでしょうか。

ケースワーカーの仕事に興味を持っていらっしゃった皆さんにとって、少しでも参考になる内容となっていれば嬉しく思います。

ケースワーカーの仕事はしんどいことも多い一方、沢山の方々の生活に貢献できる凄くやりがいのある仕事です。「頑張ってきて良かった」と思える場面も沢山出てくるでしょう。

この記事をお読みになって、「ますます興味が出てきた」「適性があるかもしれない」と感じていただけた方がいらっしゃいましたら、是非チャレンジしてみてください。

あなたにとって素晴らしい挑戦になることを心から願っています。

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